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〜 旅人 小論ばー 〜 -小論文通信No.013- 「君たちの志望理由が大学側に

みなさん、こんにちは。お久しぶりです。ブログをはじめAi-doのいろいろなシステムのバージョンアップのためにちょっとお待たせしてしまいました。また、突っ走っていきます。よろしくお願いします。
 君たちの志望理由を深く問いたい理由は大学側にもあります。今回はそれを考えましょう。

大学側にとって、君たちに志望理由を深く問いたい理由
  大学側が君たちに問いかけたいこと。それは、「6年間、君たちが持っているすべての時間とエネルギーを医学の修得に捧げ
 て一生医師として人と社会に貢献する覚悟と決意があるか。」この1点です。その背景には、ひとりの医学生を6年かけて医師
 として養成するのにかかる費用の相当部分が公的資金によって賄われているという現実があります。医師に限らず多くの医療
 職の養成には公的資金が投入されています。それはなぜなのでしょうか。
  ひとりひとりの人間が肉体的にも精神的にも健康で、自分の持てる能力のすべてを発揮して生産や開発やサービスや情報に
 従事することが活力ある社会を作り、それが人や社会への貢献であるだけでなく自身の物理的・精神的満足となってかえって
 くることは誰もが確信しているところです。それを実現するためには、国民ひとりひとりが肉体的にも精神的にも健康である
 ことが絶対の前提です。では、ひとの肉体的精神的健康を実現するためには何が必要でしょうか。そこに医療と医師が不可欠
 であることはわかりますね。つまり国の言い分はこうです。「そんな社会を作るためにはさあ、医療と君たちが絶対必要なん
 だよ。だから費用の一部は俺が出すから、その代わり医師として一生医業に徹して出した分リボで返してね。」君たちが医師
 を志し医学部医学科に合格して入学した瞬間、君たちはこの契約書にサインしたことになります。だから途中で医業を放棄す
 ることは許されないのです。(理論的にはね。)それと同時に大学側は、このことを社会や国に対して保証する道義的責任を負
 うことになります。
  これで、大学側が君たちに志望理由を深く問いたい理由が分かったでしょ。でも、こんなことを考える機会って牢獄の鉄格
 子のかなたに花園を見ている ? 今しかないみたいです。いったん医学科に入ってしまえば「あんたたち、好きでなりたくて入
 ってきたんでしょ。なぜ医師を目指すか?医師としてやっていく覚悟はあるか?そんなこと考えてるひまあったらもっと勉強し
 て。」という空気みたいです。
  医系小論文とは、単に二次試験を乗り切るための技術指導ではないという信念を私は持っています。私は君たちが必要な教
 科学習と並行して、折に触れてこのことを自問し続けて医学科受験生活を送ってくれることを切に期待しています。
  次回からは「医師になることの意義」をいくつかの側面で考えてみましょう。
                  ~勉強疲れをいやす軽い読み物・・・ですよ。~ by  旅人小論ば-





 
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〜 旅人 小論ばー 〜 -小論文通信No.012- 「志望理由の堀り下げからはじ

   さあ、いよいよ新しい勉強の1年がスタートします。
期待!期待!期待!やるぞ!やるぞ!やるぞ! すべてのことに挑戦したい引き締まった緊張感。この時期の諸君の表情、醸し出されるオーラが私大好きです。やりましょう!とことん一緒に。
 とはいっても、今諸君の頭の中は理系科目の成績をどう伸ばすかでいっぱいでしょう。志望理由?小論文?・・・???ですよね。でも、医学部受験は医師になるという決意の確立に始まって、一生医師で生きていくぞという覚悟の確認で終わると私は考えます。スタートである今の時期に、医学部に行って医師になる決意を固めることがなぜ大切なのか、一緒に考えてみましょう。

自分にとって今、志望の決意を固めることが重要な理由
(1)強い志望の気持ちは受験勉強を支える原動力
  医学部受験の勉強はきつい。勉強以外のやりたいことはほぼすべてあきらめなければならない。誘惑も多い遊びたい盛りの君
  たちをただひとつ支えるのは、「医師になりたい夢や憧れ」志望の決意の強さだけだ。
(2)思いやりは挫折への階段
  浪人生活が始まった。(または続いている。)友はみな大学生活を謳歌している。進路の決まらない君を親や高校の担任は心配
  する。「来年は、歯学部や薬学部も受けたら・・」よくある、思いやりから出る一言だ。なにか違う道も許されると逃げ道が
  できたような気がする。人間は弱いから。(しかし、仮にそんな気持ちで歯学部や薬学部に行ったとしたら本気でそこを目指
    してきた人に失礼であり、私は反対だけれど。)その時に、「いや、私は何が何でも医学部」とぶれない気持ちを支えるのは
   「医師になりたい夢や憧れ」志望の決意の強さだけだ。
(3)周囲の過剰な期待は重い負担
  医師家庭では「ぜひ後継ぎを。」医師以外の家庭では「ぜひ我が家から医師を。」過剰な期待は当然プレッシャーだ。これを
  跳ね返して淡々と受験勉強に打ち込める心の強靭さを生み出すもの。それは「医師になりたい夢や憧れ」志望の決意の強さだ 
    けだ。
(4)「非力な自分が人の命なんて救えるのか」という不安と恐怖は尽きない。
   人の命を救うとは、一歩間違えれば人の命を奪うということだ。それでなくても人の死を日常としなければならない過酷な現
 実が待っている。受験勉強の段階からこの不安と恐怖に苛まれる受験生もいる。これに打ち勝つのは、「医師になりたい夢や
 憧れ」志望の決意の強さだけだ。

医系小論文指導の意義は、諸君が常に「医師になりたい夢や憧れ」に戻ることを習慣にし、苦労して身につけた数学・理科・英語の学力が医学部合格に完全に還元されるよう導くことだと私は考えている。
 次回は、「大学側にとって諸君が志望の決意を固めることがなぜ重要なのか」について、一緒に考えよう。

~小論文通信についてのご感想をぜひお寄せください。取り上げてもらいたいテーマや質問も大歓迎です。~
   info@ai-do.co









    
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〜 旅人 小論ばー 〜 -小論文通信No.011- 新しい一年のスタートに向けて

 皆さん、お久しぶりです。私が1か月以上沈黙を保っていた訳、分かりますか? そりゃ、後期・Ⅱ期の補欠繰り上げ合格に期待をつないでいる人の夢には寄り添わなくちゃね。前回の小論文通信NO.010を身の振り方が決まらず不安な気持ちで読んでいた方にとって、いろいろなことがあった1か月だったと思います。そんな時、お手軽なお役立ち情報や安直な慰め、励ましなんて煩わしいだけでしょ。落ち込むだけ落ち込んで、反省の限りを尽くす苦悩の時間は誰に助けてもらうこともできません。自分で乗り越えるしかないのです。そうやって立ち上がって春の日差しを正面からいっぱいに浴びて、「そうだ。私には生きている時間があるじゃないか。時間さえあれば実現できないことなどひとつもないんだ。」そんな気持ちになっているころかなと思って小論文通信NO.011をアップすることにしました。なんて言っているあいだにメールが来ました。「先生!久留米の後期、繰り上げ合格来たぁ」これだから医学部受験は面白いね。
 さて、この春からいよいよ本格的に医学部医学科受験に取り組むフレッシュな皆さん。将来たぶん医学部受けるんだろうなあと、漠然とこのメールを見ている皆さん。家電屋さんやスーツ量販店の「フレッシュマン(ウーマン)春の応援フェア」なんてのを恨めしく横目で見ている「n+1」浪の皆さん。春はみんなにやってきます。どこかに、私を確実に医学部に合格させてくれるところないかなぁ。でも、医学部受験指導校にいい学校とよくない学校があるわけではありません。それぞれの強みと弱点があるだけのことです。大切なことは、自分として絶対に欲しい強みを最優先すること。弱点は自分として許せる弱点かどうかを考えること。自分に合った学校選びはそれがすべてです。恋人選びと一緒です。そして一度ここと決めた限りは本気度全開パワフル熱血講師を見つけ出し(ここはしっかり見定めなければなりませんぞ。)、あとはその学校と講師を信じてついていけばいいです。初めからどこかに素晴らしい学校と講師が存在しているわけではありません。そこを君にとって素晴らしい学校にするのは、そして講師の心に火をつけて本気にさせるのは、君自身です。そうやって一日でも早く自分の勉強の居場所を見つけて春の新生活をスタートしてください。この一年、君に寄り添って君を支えられるブログにしたいと思います。未来をつかむその日まで、いつも君と一緒にいます。よろしく!





 
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医学部予備校ランキング(その2)

前回のブログに引き続き、「医学部予備校」のランキングを最も客観的であると考えられる合格率にもとづいて、発表したいと思います。

その前に、医学部合格率について私の経験をもとに少し話をさせて頂きたいと思います。実は、一般の「医学部予備校」の合格率は、多くの方々が思っているほど高くはありません。もし、予備校入学に際して、選抜試験をせず(ほとんどの予備校がそうですが)、希望者を全員入学させれば、医学部合格率が30%を超えることは稀です。たまたま、単年度に30%を超えたとしても、5年間続けて30%を超える「医学部予備校」を私は聞いたことがありません。私の経験からすれば、合格率はせいぜい20%前後です。(10%にも満たないという話を聞いたことさえあります)ですから、選抜試験なしで合格率が70%や80%という予備校(しばしば、そのような予備校の広告を見ますが)はあり得ません。最近の予備校業界では、以前に比べて露骨な合格率や合格者数の水増しは減っていますが、今でも、そのような“誤魔化し”を行っている予備校は少なからずあるようですね。以前、私はそのような高い合格率を誇っている予備校の講師の方に実情を聞いたことがあるのですが、その時、答えて下さった先生は、「あの数字はクラス分けをしている一番上のクラスの合格率ですよ」と言っていました。上記で述べたように、入学に際して、全生徒に選抜試験を課す「医学部予備校」は、きわめて稀です。しかし、上位層の獲得を狙って、選抜クラスのみに試験を課し、そこに落ちた生徒を一般のクラスに入学させる予備校は、しばしば、見受けられます。(一部のクラスについて、選抜している予備校はホームページを見ればわかりますので、参考にして下さい)そのような選抜クラスであったり、学力別クラス編制をした最上位のクラスの合格率であれば、70~80%であっても不思議ではありませんが、それをあたかも予備校全体の合格率であるかのような誤解を招く表現(広告)は謹んで頂きたいと思います。

かなり前置きが長くなってしまいましたが、それでは、まず、関西地区のナンバー1予備校を発表させて頂きます。私の個人的な見解にもとづくナンバー1校は、メ〇オです。ここの合格率は、70%を超えていると思われます。メ〇オの合格率が高いことは、関西の「医学部予備校」の関係者の中で知らない人はいません。以前、メ〇オのパンフレットを見る機会があったのですが、生徒全員のイニシャルとともに合格大学が掲載されていました。70%以上という数字が信じられなかったので、他の先生といろいろと調べてみましたが、水増しされた数字ではなかったと思います。それでは、なぜ、メ〇オの合格率が高いのかというと、大きな理由が1つあります。それは、入学希望者全員に対して、選抜テストや面接をしているからです。しかも、多浪生(当時の噂では2浪生くらいまではOK)は入学させていないとのことです。設備も充実し、さらに、メ〇オの講師は他の「医学部予備校」では教えてはいけないとの契約を交わされるそうです。ですから、この業界に長くかかわってきた私でもメ〇オの講師の方には、お会いしたことがありません。したがって、内部の情報はほとんど分からないのが実情です。ただし、メ〇オにも欠点はあります。それは、学費が高いことです。700万円を超え、「医学部予備校」の中でも、おそらく、最も高額だと思います。関西では「ぼったくり」と揶揄する予備校関係者は多いですが、はっきり言えば単なる嫉妬ですね。生徒を選抜しているにもかかわらず、1校舎で日本一の生徒数を誇るのですから、客観的にみても日本一の人気校といえると思います。

第2位は河合塾(医進館)です。言うまでもなく、最大手校ですから、講師の質は総じて高く、特に医進館は設備面でも充実しています。(河合塾は一般予備校ですが、医進館は医学部受験生のみを対象としているので、「医学部予備校」です)ただし、一般の大手予備校の学費は、ほとんどが100万円以下ですが、医進館ではコースにより、200万円前後と少し高くなっています。第3位以下は割愛させて頂きます。

次に関東地区におけるナンバー1校を発表します。その「医学部予備校」はYSです。実は、この予備校も入学希望者全員に選抜試験や面接を課しています。「医学部予備校」の中では、1クラスの生徒数は多い方ですが、きめ細かな対応をされていると思います。また、講師の質も高いと考えられます。ここだけの話ですが、私の知人に「医学部予備校」の中でも特に有名な予備校の代表者がいるのですが、その方が関東で人気ナンバー1はYSですと仰っていましたので、間違いないでしょう。

第2位は河合塾(麹町校)です。理由は、関西地区の同校と同じです。

ランキングという割には、第2位まででしたが、実際に3位以下の順位を付けるのは、困難ですので、お許しください。

次回は、残念ながら、今年の入試で合格を勝ち取れなかった皆さん(私立大医学部志望者)に「医学部予備校」選びのアドバイスをしたいと思います。近日中にアップいたしますので、ご期待ください。

                                              松本大地

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〜 旅人 小論ばー 〜 -小論文通信No.010- 「これから出願できる医学部」

 「いや~ 二次試験日程詰まっててさあ もう、移動大変‼」と、芸能人のような多忙な日々をお過ごしの医学部受験生の皆様。スケジュール表は白紙。妙に明るくふるまう母の姿をやるせなくも煩わしくも感じる。過ぎゆく時間に普段感じない質量を感じる。そんな皆様。この時期は人それぞれですよね。そんな時に耳元でささやくのが「これから出願できる医学部、ありますよ」のご案内。「出願すべき」か、「いや、やめておいた方がよい」のか、迷います。私は、どちらかが正解、どちらかが不正解なのではないと思います。その答えを決めるのは、「今年、なぜ自分は医学部受験をしたのか」に対する皆さんの思いです。受験は人との戦いだと思いがちですが、私は自分との戦いだと思っています。ですから、「Ⅱ期や後期なんて人数も少ないし一次落ちまくった自分が受かるわけない」と思って出願しないのも、「とにかくきれいごと言ってられない。チャンスがあるならわらにでも糸くずにでもすがっちゃう」と思って出願するのも、どちらも間違いです。なぜなら、自分に負けているから。「今年、なぜ自分は医学部を受けたのか」を考え、それに対して納得できる意義ある選択であるならどちらも正解です。なぜなら自分を律することができているから。では、自分を律した納得できる意義ある選択とはどのような選択か。それは、「今年、なぜ自分は医学部受験をしたのか」が一人一人違う以上、人それぞれです。正解はありません。誰かに教えてもらうことでもありません。自分で考え、納得して前に進んでください。みなさんが、目標を定め希望に満ちた春をスタートできることをお祈りしています。

 旅人小論ばー、視点を変えてこれからもつぶやき続けます。乞う‼ご期待‼です。
                                      
 
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医学部予備校ランキング(その1)

私立大医学部入試もいよいよ佳境に差し掛かってきましたが、最近、ネットで医学部予備校のホームページを見ていると、「医学部予備校ランキング」と言った記事がYahoo! のトップ画面の記事の中に出てきました。一見すると、普通の記事のように思えますが、良く見ると“Yahoo! JAPAN広告”と書いていました。そうなんです。これは、公平・中立的な観点で書かれた記事(報道)ではなく、単なる記事広告なんです。最近はネットの広告も進歩して、良く見るサイトに紐づかれた内容の広告が一般の記事に紛れて出てくるみたいですね。

そこで、今回は僭越ながら、私の経験(私は関西及び関東、一般予備校及び医学部予備校での指導経験があります)にもとづいた「医学部予備校ランキング」を発表したいと思います。

ところで、ランキングと言うからには、何か客観的な物差しが必要ですよね。私が考える客観的な基準は、全生徒に対する合格者の割合、つまり、合格率です。予備校の良さを判断する物差しは、いろいろあると思います。(私の判断基準は、①講師の質、②校舎の設備、③教材、④立地条件(アクセス)・スタッフ)しかし、それらを総合して出て来た結果が、合格率に反映されているのではないでしょうか。

発表の前に、一般の方々にとっては、馴染みのない「医学部予備校」について少し説明したいと思います。K塾やS台などのいわゆる大手予備校だけでなく中堅の予備校は、あらゆる学部に進学する浪人生を受け入れますが、「医学部予備校」というのは、医学部(歯学部を含む場合もあり)、それも、ほとんどが私立大医学部を受験する生徒のみを対象とした予備校です。1校舎での生徒数は、数名から100名を超える予備校までいろいろです。ただし、最大でも百数十名以下で100名を超える「医学部予備校」は全国に数校です。主に関東と関西エリアに集中しています。

「医学部予備校」の特徴としては、1クラスの定員が10名前後と少ないことです。中には、マンツーマン授業の予備校もあります。したがって、学費は高くなります。一般的には200万円台から500万円台が主流です。この中には、夏期講習や冬期・直前講習費も含まれますが、その他として、個別授業(任意)の費用がかかります。一般的には、1コマ(2時間)で2万円前後です。

一般の予備校と医学部予備校を比べた場合、医学部予備校の最大の長所は、1クラスの生徒数が少ないため、授業中に質問がしやすいところです。さらに、たいていの予備校で授業に少しでも遅刻すると、職員が家庭に電話連絡をしたりしていますので、一般の予備校に比べれば、出席率は高くドロップアウトする生徒は少ないです。また、保護者を交えた進路相談も定期的に組まれていますし、悩みごとの相談等きめ細かな対応は、少人数だからこそできるメリットだと思います。

その反面、一般の大手予備校が優る点もいくつかあります。特筆すべきは、講師の質です。基本的にほとんどの予備校講師はカリスマ講師といえども、フリーターなのです。したがって、時給(講師料)の高い予備校に優秀な講師が集まるのは必然です。大手予備校は一人の講師が、一つの教室で50~200名の生徒を教えます。また、T進などの映像配信授業では、万単位の生徒が受講しています。これらの講師と数名を相手にして授業をする講師の講師料に格段の開きがあるのは、明らかです。また、教材も大手予備校では、長年の入試分析が反映され、さらに、教材作成のスタッフにより、よく練られたものになっています。それに比べれば、「医学部予備校」も、オリジナルテキストを作っているようですが、私の知る限り、大手予備校のレベルには、到底及びません。具体的に言えば、全範囲が網羅されていなかったり、特定の部分の問題が繰り返し出題されていたりして、教材としてはかなり偏ったものになっている場合が多いです。これについては、かなり洗練された教材を作っている「医学部予備校」もあると思いますので、一概に言えないと思いますが・・・。

それでは、「医学部予備校」のランキングについて、発表したいと思いますが、少し長くなってしまいましたので、次回のブログで発表いたします。もうしばらくお待ちください。

                                              松本大地

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〜 旅人 小論ばー 〜 -小論文通信No.009- 「面接なんて怖くない」

「面接なんて怖くない」
面接は怖い。みんな、そう思っていますよね。その通りです。1次でどんなに頑張って高得点出しても、2次でダメなら終わりなんだから。特に去年2次でダメだった人は悪夢の再来?フラッシュバックしますよね。
 でもね、君たち以上に、「2次怖い!」って思っている人がいるのを知ってますか。それは2次合格を決める(6年間預かることを決める)医学部の先生方です。初対面ですよ。たった10分か15分ですよ。それで6年間預かれる(だけでなく将来長く間違いなく医師として一生を歩んでくれる)人材かどうかを決めなけばならないんですよ。でもね、それさえ分かっていれば、「医師になりたいと考えているんじゃなくて、医師以外に考えていない。たとえ100年かかっても医師になる。生まれ変わっても医師になる。」って伝えればいいだけのコトじゃない?「本気で医師になりたい」「6年間医学の勉強に全力で取り組む」「一生医師として、どんな医師になればよいかを考え続けて頑張る」この3点が伝われば受かります。
 具体的に言うね。たぶん医学部の先生方が、「この子は安心して預かれる人材だ」と思う観点は次の5つだと思う。
1.志望動機
  医師になりたいんじゃなくて、医師以外に考えていない。だって、自分独りの力で人の命を救うことができる世界でただひ
  とつの仕事だよ。めざさない理由がないでしょ。その大学の志望動機はディプロマポリシーから逆算してごらん。(前述)
2.学業の意義
  今まで学業主体で過ごしてきた。これからもそうするつもりだ。なぜ?学業の努力と成果は将来をつかみ取る最も平等な競
  争と結果だから。得意科目と不得意科目。1次の感想。これを聞かれたら自然な会話力を試されていると思え。得意になった
  きっかけ。好きなところなど。不得意についても同じ。自然な会話に持ち込め。
3.個人生活
  「この高校でよかった。」与えられた場を自分の居場所として頑張る。「そこを自分の居場所」と考え「そこで頑張る」
  「最も有意義だったこと」-何が得られたか。それを将来医師としてどう生かしていく(いきたい)か。
  「後悔すること」-なぜ失敗したか。失敗から何を学んだか。学んだことを将来医師としてどう生かせるか。
  「ボランティア」自分の満足で終わってしまってはダメ。ひとが喜んでくれることがうれしい。利他的精神。
  自分の長所・短所なども考えておくとよい。
  「家庭に対する感謝」-自分を最も理解してくれる家庭で十分なコミュニケーションをとれなかった人が、どうして初対面
  の高齢者と円満なコミュニケーションがとれるか。両親の社会人として、家庭人として尊敬するところ。感謝するところ。
4.社会的関心
  ①最近気になったニュース
   医療ネタひとつ。医療ネタ以外ひとつ。なぜ、どんなところが気になったの?語れる素材から逆算して決めてもよい。
   社会的関心ありません。と思われるのが最悪。
  ②最近読んだ本。突っ込まれて語る自信がなかったら。「読みたい本はあるんですけど、受験勉強に追われて読めませんで
   した。これから、○○(著者名)の××(正確な書名)を読みたいと思います。」で乗り切る。どんなところが気に入った
   の?くらいにはこたえられるように。書籍を情報源として評価していないと思われるのが最悪。Web情報に対する警戒
   と限界の自覚があることを伝えるべき」
  ③尊敬する人
   具体的な人物でなくてもよい。「私は○○が苦手なので、○○ができる人を尊敬する。」でも可。「評価を相対化できな
   い」「評価基準を多元化できない」と思われるのが最悪。
5.医療に対する知識と関心
  目指す医療の世界について関心や興味は持っていてほしい。どんなことか(どう思うか)主要テーマについて押さえてお
  く。
  ほかに、
  どのような医療分野に興味がある?
  専門医と総合診療医 どっちがいい?
  どんな医師になりたい?
  医療で大切なことは何?
  医師に必要なリーダ性ってなに?
  医師の長時間労働が問題になっているけどどう思う?
  患者主体の医療ってどんな医療?
  チーム医療はなぜ必要なの?
  これからの高齢者対応の医療ってどうあればいいと思う?
  AIの導入で医師の仕事はどう変わるかな?
  医学部に入ったら何をしたい?
  -医学系の勉強について
  -医学以外の勉強について  
  -勉強以外のことについて
  ぐらいを抑えておこう。もう山頂は見えている。あと一歩の頑張りを。

  


 
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〜 旅人 小論ばー 〜 -小論文通信No.008- 「なぜ医師になるのか」-医学

「なぜ医師になるのか」-医学部志望動機
 医系小論文テーマにして面接必須項目である。
医師は自分だけの力で救命できる「世界でただひとつ」の職業である。
「世界でただひとつ」これだけで一生かける価値はあるでしょう。シンプルにいきましょう。医学部の先生方は本気で医師なりたいのか、医師として一生医療にかかわっていく覚悟はあるのか。これだけを知りたいのです。
 
 医師が守るべき使命はなにか。
患者の救命と早期の完治(=社会復帰)を無条件に最優先すること。
それと同時に、この使命に反することは徹底して排除すること。
たとえば、肺がんの疑いのある患者が検査や治療の期間中に禁を破って喫煙したら治療を拒否する姿勢です。
「患者さま」であってはいけない理由です。

「患者中心主義」ってなに?
患者(の救命と早期の完治=社会復帰)を無条件に第一(=医師である自分は第二)と考える考え方。
そこにあるのは利他的精神。
これで、小論文通信004のテーマ7・8・9はクリア。

おまけですが、本学志望理由が固まっていない人。
大学HPのディプロマポリシ-を読んでください
その中から自分の気持ちに近いものを探し出し、それを「自分の目指す医師像」としてください。そのうえで、「私は○○という医師になることを目指しているが、貴学の○○というディプロマポリシ-が私の目指す医師像そのものであることに感銘を受けた。(本当は逆なんだけどね。)貴学のこの理念の下で6年間を過ごせば私の目指す医師像が実現すると確信して、貴学で学びたいと強く思うようになった。」なんて言ってみたらどうかな。

面接は15分で君たちの6年間が決まる大切な時間です。自分を「安心して預かれる人材」に見せましょう。
私ならやれる。
   君ならやれる。

 

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〜 旅人 小論ばー 〜 -小論文通信No.007- 「チーム医療の真の意味と意義

「チーム医療の真の意味と意義を考える。」

1.チーム医療とは何か
   様々な専門領域を持つ医療従事者が互いに情報を共有し、連帯してそれぞれに異なる多様な状況を抱える患者の一日でも
  早い完治(完全な社会復帰)を目指す患者中心の医療体制と考えよう。言い換えれば、患者の社会復帰を医療のゴールと考
  え、それぞれの専門職域を持つ医療従事者がその早期達成のために協力し合う患者を第一に考える医療の体制である。

2.チーム医療はなぜ必要なのか。
   1.で述べたとおり、医療の目的はより早い完治(社会復帰)を達成することである。そのために必要なのは、医師の診
  断と治療だけではない。診断をより的確にし治療の効果をより高めるためには、精度の高い検査体制・闘病生活の観察と管
  理・適切な投薬・患者や家族の精神的不安の解消・摂食や栄養の管理・社会復帰に向けての身体機能の回復・衛生や安全の
  保全などのどれをも欠かすことはできない。そう考えれば、チーム医療が必要な理由、分かるでしょ?

3.チーム医療のあるべき姿
   それぞれの医療従事者が「自分の仕事のことしかわかりません。」ではだめでしょ。ひとりの患者の治療に関しては、そ
  の患者にかかわるどの医療従事者に尋ねても同じ答えが返ってくるのが本来は理想です。そのためには各々の医療従事者が
  関連する職種との連携を理解していることが必要でしょう。また、患者や家族が「私たちにかかわってくれている医療スタ
  ッフってどんな人たち?」という状況も、チーム医療が正しく機能している状態とは言えません。そこで、チーム医療のあ
  るべき姿とは
  ①医療従事者間の情報共有が図られていること。
  ②チーム内の決定について大筋においての医療従事者相互の納得合意が得られていること。
  ③関わる医療従事者が、患者家族に対して自分の専門職域だけに限らず、治療の過程について全体的な説明ができること。
  これができている状況と考えてよいと思います。

4.チーム医療のあるべき姿を実現するために必要なこと
   何と言っても必要なのは、医師の適切なリーダー性だと思います。旧来のトップダウンではなく、ボトムアップによって
  それぞれの意見を集約し、円満な合意に基づいて一つの最終的判断を作り上げていく力が、チーム医療のまとめ役である医
  師には絶対に必要になってきます。ちなみに「医師に必要なリーダー力って何だと思う?」と、昨年の筑波大医の推薦で面
  接時に聞かれています。ほかにも、患者の社会復帰までを治療の一連と考えて、各医療従事者がその中での自分の職域の役
  割や関連の職域との連携を適切に患者や家族に伝えられる説明力も必要でしょう。これに関して、チーム医療をを成り立た
  せるために「だれがだれに説明するのか」を場合分けしておく見方も必要です。ここでは、
  「医師⇔患者家族」「その他の医療従事者⇔患者家族」「医師⇔その他の医療従事者」の組み合わせを考えておく必要があ
  ります。

5.答案としてのまとめとして
   医師を目指すあなたが書く医系小論文ですから、最後に将来の医師としての自分の姿を想定して、
  「私は将来医師としてあるべきチーム医療を実現するために、医療従事者それぞれを尊重しボトムアップによる意見の集約
  に努め、合意に基づく意見を作っていけるよう努力したい。」と結んでください。このテーマは、「医師に求められるリー
  ダー性」「患者主体の医療に必要なこと」「医師の説明力」といった関連テーマの一環としてとらえておいてください。

 







 
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〜 旅人 小論ばー 〜 -小論文通信No.006- 「医師の長時間労働の弊害を考

「医師の長時間労働の弊害を考える。」
 医師って働いても働いても終わりのない仕事ですよね。白衣は着ててもブラック業種(なんて言ってる場合じゃない。)医師の長時間労働の背景にある問題は単なる医師不足だけではないでしょう。よく出るテーマです。まとめておきましょう。
1.現状と影響
   医師不足、医師の偏在によって医師の長時間労働が恒常化している。昨年の「働き方改革関連法案」においても、医師の長時
   間労働是正には十分な対応がとられず、改善の兆しは見られない。その結果、医師の過労死や過労自殺が社会問題化し、当直
  勤務明けの医師による手術に術後の合併症リスクが高まるなどの安全面での問題が指摘されている。
2.原因と背景
  ①医師法第19条「応召義務」-「医師は診療治療の求があった場合には、正当な事由がなければこれを拒んではならな
   い。」
   一般に、医師の疲労・診療時間外・医療費の不払いなどは「正当な事由」には当たらないとされており、なかなか厄介な
   問題。医療側は、「応召義務は医療が連帯して負うべき義務であり、医師個人の追うべき義務ではない」という見解を示
   している。諸君としては、問われたら「応召義務」に対する自分の考え方を明確にしておく必要がある。例えば、「医師
   の過度な疲労は医療ミスなどにつながる危険があり、医療の安全性に対して責任が果たせない。」「医師が応召義務を果
   たせる環境を整える責任は社会全体にある。」などなど。
  ②安易に医療サービスを不適正に求める社会風潮
   コンビニ診療や救急車の不適正利用がどれだけ医療の負担になっているか、一人一人が自覚を持たなければならない。
   (この言葉、知らなかったら調べておいてね。いうこと聞かないと後悔するかもよ。)
3.解決に向けての提案
  ①医療と介護福祉の連携強化
  ②医師以外の医療従事者(看護師や保健師など)の職域分担拡大による医師の負担軽減
   例えば、学校のような遊休施設を使って看護師や保健師が高齢者の健康管理や健康相談を行うなど。
  ③コンビニ診療、救急車の不適正利用の是正
  ④海外からの外国人医師の導入
   海外でその国の医師資格を持つ日本人に日本の医師資格を与える試みはすでに始まっている。その流れを拡大すること
   は、その是非や実現可能性は別として、小論文で示す提案としては問題ない。
   
医師は医師である前に勤労者でありひとりの人間です。病気を治す人が病気になっちゃったらシャレにならないよね。この問題については、「私、頑張る!」と覚悟を示すのではなく、「頑張り続けるためにはどうしたらよいのか」という視点で自分の考えをまとめておこう。








  
 
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